英語で話しかけられたとき、固まってしまう人のための即レス7パターン
「Excuse me?」「Can I ask you something?」
海外で話しかけられたり、英会話レッスンで突然ネイティブが話し始めたりした瞬間、あなたの頭の中が真っ白になる。そんな経験はありませんか?
英語の文法はそれなりに勉強した。単語も少しずつ覚えている。それなのに「突然の実戦」で何も言葉が出てこないのは、あなたの英語力のせいではありません。
それは単に「反射的に出るセリフを用意していなかった」だけなんです。
今回はそんなときのために、英語で話しかけられた瞬間に使える「即レス7パターン」をご紹介します。
1. Sorry?
もっとも短く、もっとも使いやすい返答。
「すみません、聞き取れませんでした」と丁寧に聞き返すシンプルなフレーズです。
恥ずかしがらずに、軽く微笑んで言ってみましょう。
2. I’m not good at English, but I’ll try!
「英語得意じゃないけど、頑張ります!」
自分の英語レベルを最初に伝えることで、相手がゆっくり話してくれたり、わかりやすい表現を選んでくれるきっかけになります。
3. Can you speak slowly?
「もう少しゆっくり話してもらえますか?」
ネイティブは無意識に早口になることが多いので、遠慮なくお願いしましょう。これは丁寧でよく使われる表現です。
4. I don’t understand. One more time?
「すみません、わかりませんでした。もう一度いいですか?」
諦めるのではなく、「理解したい気持ち」を伝えることが重要です。
5. What does that mean?
「それってどういう意味?」
聞いたことのない単語や表現が出たときにすぐ使えるフレーズ。会話を止めるのではなく、続けるための魔法の一言です。
6. I know a little English.
「少しだけ英語がわかります」
これも前もって伝えることで、相手の対応がやさしくなる一言。無理にペラペラを装わない方が、かえって会話はうまくいきます。
7. Please talk to me like I’m a child.
「子どもに話すみたいに話してください」
ユーモアを交えたこの一言は、笑いを生むだけでなく、実際にやさしい英語に切り替えてもらえる可能性も高いです。 【補足】なぜ固まるのか?
人は「未知の刺激」に出会ったとき、本能的にフリーズしてしまうことがあります。
英語で話しかけられた瞬間に固まってしまうのは、英語を“勉強”としてしか触れてこなかった証拠でもあります。
学校英語では、正解を探すように頭で文法を組み立ててしまうため、即座に口から出てこない。これは「システム2(論理的思考)」による処理です。
対してネイティブは、「システム1(直感的思考)」で英語を話しています。つまり、考えずに口が勝手に動くのです。
だからこそ、こうした即レスフレーズを先に覚えておいて、緊張状態でも反射的に口から出るレベルにまで慣らしておくことが重要なんです。
最初はたった一言でも構いません。無言で固まってしまうより、何か一言でも返せたら、そこから会話は動き始めます。
最初のステップは「話せるようになること」ではなく、「怖くないと感じること」。
英語で話しかけられても、もう大丈夫。今日からこの7つのフレーズを練習してみましょう。