Linking(リンキング)とは?英語の音が自然につながる仕組みを理解しよう
ネイティブの英語が速くて聞き取れない原因のひとつが、単語と単語が「くっついて」聞こえることです。
この「くっつき現象」が起きる仕組みのひとつが Linking(リンキング)。今回はこのLinkingについて、やさしく、しっかり解説します。
Linkingって何?
Linkingとは、ある単語の最後の音と、次の単語の最初の音がつながって発音される現象です。
これにより、2つの単語がまるでひとつの言葉のように聞こえることがあります。
例:go on → ゴーワン(go‿on)
本来は「ゴー・オン」ですが、「go」の最後の音[o]と、「on」の頭の音[o]がつながって「ゴーワン」のように聞こえます。

(続けてもらえますか?)
この「go on」が「ゴーワン」に聞こえることで、「何の単語だろう?」と戸惑ってしまう学習者も多いです。
Linkingが起こる3つのパターン
① 子音 + 母音 のつながり
- pick it up → ピキラップ(pick‿it‿up)
- take it → テイキッ(take‿it)



(それ持って行って)
🔤 子音(Consonant)ってなに?
子音とは、声を出すときに口や舌、歯などで空気の流れを妨げて出す音のことです。
英語では、b, c, d, f, g, h, j, k, l, m, n, p, q, r, s, t, v, w, x, y, zなどが子音に当たります。
例:
– p in “pen”
– t in “time”
🗣️ 母音(Vowel)ってなに?
母音とは、口の中の形を変えるだけで、空気の流れを妨げずに出す音です。
英語では基本的にa, e, i, o, uが母音で、時には“y”も母音のように使われます。
例:
– a in “apple”
– o in “open”
🔁 子音+母音がつながるとどうなる?
子音で終わる単語と、母音で始まる単語が並ぶと、音がなめらかにつながることがあります。
これが Linking(音の連結) の基本です。
例:
– “pick it up” → 「ピキラップ」のように聞こえる
– “go on” → 「ゴーワン」
② r + 母音 のつながり(特にアメリカ英語)
- for example → フォーラグザンプル(for‿example)
- are eating → アリーティング



(例えば、こっちのほうが安いです)
③ 子音 + 同じ子音の連続
- stand by → スタンバイ(dとbがつながる)
- bad day → バッデイ(dが1回にまとめられる)



(彼はひどい一日を過ごした)
リスニングでの注意ポイント
- Linkingされると、単語の境界があいまいに聞こえます
- 知っている単語が「知らない音」に聞こえることがあります
- リズムが速くなると、さらに音が崩れて聞こえることも
聞き取れるようになるコツ
- 「1語ずつ」ではなく「音のかたまり」で聞く意識を持つ
- シャドーイングで口に出してまねしてみる
- 自分の声でLinkingを再現できるようにする
まとめ
Linkingは、ネイティブが自然に使っている「つながる英語」の代表的なパターンです。
聞き取れないのは「知らない単語」ではなく、「つながっているから」かもしれません。
次回は、発音されない音に注目した「Elision(音の脱落)」について解説します。
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